あらすじ
世界中いたるところに、突如「ドア」が出現した。
ドアを開けた人々はどこかへ消え、決して戻ってはこない。
そんなパニックの中、とある地方都市のとあるイベントの中止が決定した。制作途中の巨大モニュメントも取り壊されることとなり、シートをかけられたまま。解体作業の開始を明日に控えた深夜、モニュメントの設計者がふと思い立って現場を訪れると、そこにはすでに何人もの先客がいた。
現場監督、インベント反対派、マスコットキャラクター、モニュメントの幽霊。
地上 70 メートルの足場の上、行き場のない五人はこなかった未来に思いをめぐらす。
千田訓子
Senda Toshiko 万博設計
6歳で舞台に立ち、12歳で役者の世界に憧れ、数々の舞台や演劇学校を経験した後16歳で小劇場デビュー。18歳でパリの演劇学校に見学に行くつもりが盗難に遭い留学を断念。結局パリでパーマをあてて帰国。その後も舞台の他映像や音楽劇、プライベートでも結婚や離婚、事故や病気、劇団や事務所、フリー等色々経験を重ね2013年万博設計旗揚げ公演をきっかけに万博設計の作品に数本参加。
2023年万博設計入所。
現在、変形性股関節症により骨盤を切って整える手術をし、歩行困難ながらも前向きにリハビリ中。
加藤智之
Kato Tomoyuki DanieLonely
岐阜県出身
高校で演劇と出会う
25歳の時に来阪しFrance_panに入団 入団後は全作品に出演
その後永見陽幸らとDanieLonelyを結成
「下町ファンタジー」と銘打ち、男四人の演劇作品を年1〜2本発表 現在は劇団活動はお休み中であるが、近年は万博設計、極東退屈道場の作品に多数参加
槇なおこ
Maki Naoko 万博設計
7歳よりバレエを始める。高校卒業後、モスクワバレエアカデミー留学。2006年ロシア国立モスクワ児童音楽劇場に入団。
帰国後はフリーダンサーとして活躍。2019年より万博設計の振付を担当し、
2022年 万博設計12
槇なおこ Solo-Drama
『きゃんみりオん』出演。
2023年万博設計の正式メンバーとなる。
近年は演劇とダンスの融合した表現を模索する一方、バレエスクールを設け、人材育成に励んでいる。
空本奈々
Soramoto Nana 万博設計
高校時代に演劇部に所属し、近畿大学文芸学部芸術学科演劇芸術専攻に入学し舞台について学ぶ。 大学在学中にコンテンポラリーダンスに出会い、卒業後にジャイロキネシストレーナーとして個人でワークショップも行う。
演出助手、振付助手として舞台に参加経験もあり、映像制作や小道具制作も得意としている。
2020年万博設計に入団。以降の万博設計の全公演に出演。
古後七海
Kogo Nanami 万博設計/にほひ
にほひ 主宰
兵庫県立伊丹高等学校演劇部出身。伊丹想流劇塾第1期卒塾。
2019年に万博設計09『リボルバー』に演出助手として参加。2020年より入団。
2021年にプロデュース団体にほひを作・演出した作品で旗揚げ。
作・演出
「YO RU TO RO TO RO」作者
サカイヒロト
Sakai Hiroto
「WI’RE」名義で舞台芸術作品を製作・発表。
その他、個人名義でメディアや外部作品への脚本・造形・映像の提供もおこなっている。
1993年から97年まで遊気舎に役者・作家として参加。96年から99年までクロムモリブデンに 役者・美術家・作演出家として参加。2009年の尼崎ロマンポルノ「鉄鋼スベカラク」より橋本匡の作品に舞台美術・映像として参加し続けている。
【主な受賞歴】——————————-
2000年 「ベジタブルキングダム」 OMS戯曲賞佳作受賞
2002年 「mju::::zikal」 OMS戯曲賞大賞受賞
2008年 「目の奥、降り積もる、雪」 IRIBaward2位受賞
2018年 大阪劇団協議会スタッフ賞受賞
「YO RU TO RO TO RO」演出
橋本匡市
Hashimoto Tasashi
1982 年生まれ。近畿大学文芸学部芸術学科卒業。
2005 年に劇団「尼崎ロマンポルノ」を旗揚げ。作・演出を担当。
2012 年に解散後「万博設計」を旗揚げ、大阪を中心に活動。
「普通の中の異常」と「異常の中の普通」を揺らめく演劇を標榜し活動開始。ウイングフィールドの企画主任として「WINGCUP」「ディレクターズワークショップ」等の企画立案を行う。
【主な受賞歴】——————————-
2015 年 『幽霊ʼ』第 22 回 OMS 戯曲賞最終選考
2016 年 『苔生す箱舟』佐藤佐吉演劇賞宣伝美術優秀賞
2018 年 『駱駝の骨壷』第 25 回 OMS 戯曲賞最終選考
2019 年 『リボルバー』令和元年度文化庁芸術祭優秀賞
2020 年 『夏の時間』若手演出家コンクール 2019 優秀賞
2021 年 オンライン配信を活用した演劇公演の企画上演を評価され、令和 2 年度大阪文化祭賞奨励賞